○ちゃんは4人兄弟でした。(長男が亡くなっているので過去形)
レーズンは末っ子で、たった一人の女の子!

そんな彼女が、じいちゃんの血を一番色濃く受け継いでいます。→物事を腹にしまっておけないんです。
例えば・・・・・
レーズンがグラーツの大学に籍を置いていたとき、帰省時には電車を2回ばかり乗り継いで帰ってきていました。→幹線から幹線、幹線からローカル線へ。
ある時1回目に乗り換えた電車

が遅れて、待ち合わせしているローカル線が幹線の到着を待たずして出発してしまったのです。
ここを走ってるローカル線って本数が少ないし(2時間おきとか・・・)、出発時は電車でも途中からは列車に変身したりするんです。→我が村を走るときは、とっくにジーゼル列車。
このとき約10人ほどが電車(列車)を逃してしまい、怒ったレーズンは駅員さんに喰ってかかりました!

「なんで電車を待たせておかなかったんだ?こんなに大勢が待ちぼーけを喰らったじゃないか。せめて待ってるあいだのお茶代くらい出せ」ってんで、国鉄さんは約10人のお茶代をお持ちになったそうです。

すっかり満足したレーズンは、約10人と一緒に楽しくおしゃべりしながら次の電車を待った模様。
それから、こんなことも・・・・・
奥地利の大学のシステムを未だに把握できていない私ですが、判っているのは、試験には筆記と口述があること。
口述試験は個別な訳で、各自教授のアポを取らねばならないこと。
何の教科だったか忘れちゃったけど、レーズンが教授のところへ通っても、いつも秘書の所でストップ!

がかけられていたようです。
何度目かで
プッチーン!と切れたレーズンは、秘書に向かって何やら喚くと、秘書の制止も無視して教授の部屋へ
ズンズン入っていったらしい。

もちろん、アポも取り付けて退室!!

そして、最近レーズンがかました一件は・・・・・
さすがは奥地利とでも言いますか、この田舎の州都にも劇場と劇場付きのオーケストラがあります。
レーズンの仲良しはオーケストラの奏者が多く、レーズンも劇場のカフェにたびたび出没しているようです。
ここのオーケストラの新しい第一指揮者が、どうやら曲者らしく、奏者達に挨拶ひとつしないんだって。
それを聞いたレーズン!!「私が挨拶させてみせる!

」と・・・。

レーズンが仲良しの奏者達とカフェのカウンターでコーヒーを飲んでいたところに、噂の第一指揮者が入ってきました。
彼もカウンターに立ったところで・・・・・
レーズン:「こんにちは!」
指揮者 :「・・・・・」
レーズン:「こんにちはっ!!」
指揮者 :「・・・・・僕たち知り合い?」
レーズン:「知り合いであろうがなかろうが、ここに入ってきたら挨拶するのが普通でしょ!」
レーズンの向こう側に控える奏者達は笑いを噛み殺すのに必死!指揮者 :「君、楽器は?」
レーズン:「フルート!」→
指揮者は「楽器は?」と聞いただけなので、(オーケストラでではないが)自分が演奏する楽器を答えたまでだ!とのこと。ここまでくると、レーズンの背後では音なしの笑いが漏れてしまう!!
この日の夜のステージでは、指揮者の目がフルート奏者達の間を行ったり来たりしていたことは言うまでもありません。→と思う。
因みにこのオーケストラの第二指揮者は日本人です。
第一指揮者がステージに立つと拍手を送るのは観客だけですが、彼がステージに立つと、観客だけではなく奏者達も歓迎の意を示すため楽器で拍手を送るそうです。

どのエピソードも、レーズンが得意満面で話してくれました。
こんなレーズンを、私達は大好きです。

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